お産が近くなると、おなかがどんどん大きくなって、足元が見えないくらい大きくなります。お腹のまわり、1メートルという方もいます。
おなかの赤ちゃんが小さい頃は、おなかの中では横になっていたり頭が上だったりもしますが、生まれる頃には外へ出てきやすいように準備します。
まず、頭が下に向いている方が、出てきやすいです。それは、体の中で一番大きい頭が出れば、体も出てきやすいということを赤ちゃんは、ちゃんと知っているのです。
背中は、お母さんの右側だったり左側だったり、母子健康手帳を見ると健診のたびに赤ちゃんの姿勢が書いてあると思います。確認してみてください。
夜、お母さんが横になったときに、寝やすい方向が赤ちゃんの背中だったりすることが多いです。おなかを触ってみると、赤ちゃんの背中の部分は硬いはずです。
赤ちゃんは卵膜という袋の中で、羊水という水の中で生活しています。
そして、50cmくらいのへその緒によってお母さんとつながっています。へその緒は胎盤につながり、栄養を送ってくれたり、いらなくなったものをお母さんに戻したりしています。
お産がグッと近くなると、少しだけいつもと違う感覚?生理痛のような?腰が重苦しい時もあります。少しだけ出血する場合があり、それを「おしるし」と言います。それは、今まで卵膜と子宮がぴったりくっついていたものが、赤ちゃんを押す力が働くことによって、ずれが起ることが原因です。ある人もいれば、無い人もいます。何も慌てる必要はありません。
いつもと違う感覚が不規則に起こる時は、様子を見ましょう。感覚がどのくらいあるのか、紙に書いてみると良いでしょう。30分とか1時間くらい間隔があいている時は、まだ普段通りの生活をしていても構いません。
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